
働きながら合格!USCPAの勉強時間は実際何時間かかる?勉強時間確保のコツも!

USCPA合格者が実際の勉強時間を解説!
USCPA予備校アビタスのHPには、簿記2級や経理の実務経験がある方で「USCPAの合格には1,200時間の勉強が必要」と目安が書かれていますが、実際のところはどうなのでしょうか?
このブログでは、実際に働きながらUSCPAに合格したわたしの経験をもとに、試験全体の勉強時間や科目別の目安、働きながら合格するための時間管理のコツについて詳しく紹介します。
USCPAの勉強時間「1,200時間」は本当なのか?
勉強時間「1,200時間」という数字。これは、働きながら合格を目指す社会人を想定した平均的な目安だと言われています。ただし、この数字はあくまで目安であり、以下のような要因によって大きく変わります。
- 英語力(特に読解スピード)
- 会計・監査などのバックグラウンド
- 学習スタイル(独学/予備校/オンライン教材)
- 受験スケジュールの組み方(短期集中 or 長期分散)
【体験談】社会人のわたしがUSCPA合格にかけた実際の勉強時間(科目別)
わたしがUSCPAを始めたのは、2022年1月末。新年のモチベーションが高まった勢いで、USCPA予備校「アビタス」に入会。
そしてUSCPA試験合格を目指す学習生活が始まりましたが、なかなか勉強を日常生活に組み込むことができず約1年の月日が流れてしまいました。
本格的に勉強を始められたのは2023年1月でした。そこから長かった約1年半の学びを経て、2024年6月27日のスコアリリースで、全4科目の合格を無事に達成しました!
わたし自身は、社会人としてフルタイムで働きながらUSCPAに挑戦し、合計約1,050時間程度をかけて全科目に合格しました。
参考までですが、勉強をしていた当時のわたしの状況はこんな感じです。
- 簿記2級取得済み
- 兼務でのFP&A(Finance Planning & Analysis)経験あり(約3年)
- TOEIC 840点(大学時代)
- 年間残業時間;約400時間(2023年度)、約360時間(2024年度)
- 独身/子どもなし
科目別の勉強時間の実績 合計 1,056時間
※FAR、AUD、REGは、2023年12月までの旧試験制度における合格実績です。
※受験記録:FAR 2023/4○, AUD 2023/8× 2023/9× 2023/10○, REG 2023/12○, TCP: 2024/5○

参考:科目別の勉強時間の目安(アビタスHP等より)

【社会人向け】働きながらUSCPA勉強時間を確保するコツ
1. 通勤・スキマ時間を活用する
通勤・散歩・食事・お風呂の時間などに、講義動画や演習問題の解説動画を聞き流したり、問題を解く期間にはモバイルアプリで通勤・散歩中に数問ずつでも進めていました。
2. 週末に長時間の集中学習をする
1週間に20時間が目安と言われますが、フルタイムで働き、平日は残業もそこそこあり、独身20代の社会人にはいろいろな人付き合いもあります。始めの1年間は正直全然ペースが掴めず、祝日がないような週に週20時間の勉強時間の確保はできない日々が続いていました。
ですが、そろそろ本気でやらないとまずいと気合を入れてからは、「平日の遅れは1週間のうちに取り戻す」と考えて、週末は1日8時間の勤務をしているようなイメージで、例えば土曜日のみ8時間程度勉強することで、1週間の目標時間を達成することができました。
一方、この資格勉強は長期戦でもあります。毎週週末は勉強しかしないというのも長続きしませんので、逆に週末に遊び等の予定を入れている週は計画的に平日に頑張るなど、1週間の中で20時間程度勉強時間を確保することを固定にし、その中で自由をきかせるやり方がわたしには合っていました。
3. 勉強記録を「見える化」する
Studyplusアプリ
USCPA学習者の御用達アプリだと勝手に思っていますが、「Studyplus」アプリ を入れて、目標とする週20時間の勉強時間が確保できたかを管理していました。可視化することでモチベーションになったり、なかなか勉強が進まない時期は学習時間が足りないことを教えてくれるツールでもあります。
Weekly手帳
また、もう1つおすすめなのが、Weeklyの手書き手帳です。勉強した時間枠に赤ペンで斜線を塗り、1週間で20時間やるための進捗もわかるように、余白には手書きの積み上げ棒グラフを書いていました。あえて手書きでボックスを書いていくことで、2時間やった、合計8時間やった、合計15時間やった!等の学習時間を実感することができ、学習継続に繋がりました。

まとめ:USCPAは1,000〜1,200時間程度で合格できる人が多いが、戦略もカギとなる!
USCPA試験の合格には「量」も「質」も重要です。1,200時間はあくまでひとつの目安にすぎません。 長期戦が求められる資格ですので、自分のバックグラウンドや生活スタイルに合わせて、現実的で継続可能な学習計画を立てることが合格への近道です。