
『龍が如く8外伝』第1章「漂流記」完全ネタバレ解説――記憶喪失の真島吾朗、ハワイ孤島からの再起


記憶を失った真島吾朗、リッチ島に漂着
記憶を失った真島吾朗が目を覚ましたのは、ハワイ近海の絶海の孤島――リッチ島だった。
名前も過去も思い出せないまま倒れていた彼を救ったのは、ひとりの少年、ノア・リッチ。

病弱ながらも明るく前向きなノアとの出会いをきっかけに、真島は少しずつ“自分が何者であったのか”を取り戻していく。
物語はハワイ近海の絶海の孤島「リッチ島」から幕を開けます。
乗っていた船が難破し、打ち上げられるようにこの島へ漂着したのは、あの“東城会最狂”――真島吾朗。
しかし彼は記憶喪失となり、自分の名前すら思い出せない状態で、ただ波打ち際に倒れていたのです。
そんな彼を助けたのが、島に住む10歳の少年、ノア・リッチでした。
ノアとの出会いと家族の紹介
ノアは聡明で心優しい少年ですが、持病による発作を抱えており、空気の良い環境が必要だということで、家族と共にリッチ島で療養生活を送っています。
ノアに案内され、真島は彼の家族と出会います。
- 父:ジェイソン・リッチ(元トレジャーハンター)
- 姉:モアナ・リッチ(しっかり者で家計を支える存在)


ジェイソンは島唯一の酒場の店主でもあり、島に蔓延る無法者たち――海賊風の流れ者のたまり場にもなっている場所を切り盛りしています。
自分を探すヒントと「ネレ島」の存在
家族との交流を通じ、真島は少しずつ自分が何者かを探る手がかりを掴みます。
身体に刻まれた刺青、傍らにあったドス……そこから“ただ者ではない”自分に気付き始める展開は、シリーズファンにとってニヤリとさせられる描写です。
そんな中、ジェイソンは「隣のネレ島にお前の仲間がいるかもしれない」と語り、真島の過去に繋がる可能性を提示します。
ただし、ネレ島へ行くには船が必要。
交通手段を失ったリッチ島で、真島はノアを外の世界に連れていくことを約束し、船探しを始めます。
無法者との衝突、真島ワールド炸裂!
船を探す真島、荒くれものの海賊たち・・・!
当然、真島と海賊たちが衝突しないわけがありません。
ここで早くも「真島の兄さん」本領発揮です!
記憶を失っていても、その身体には戦いのセンスが染みついている。
無法者たちを容赦なくぶちのめし、リッチ島を騒がせていた悪党たちを一掃します。
この辺りはもう真島ワールド全開です!!

マサル登場!ロバート秋山の好演も話題に
そんな中、船で出会ったのが用心棒兼料理人のマサル・フジタ。
なんとこのキャラクター、ロバート秋山さんがモデル&声を担当!まさに本人すぎて驚きます(笑)

マサルは陽気で腕っぷしも強く、料理の腕前以上と皮肉られるほどの戦闘力。
真島とタイマンを張り、激闘の末に敗れたことで、真島のカリスマに惚れ込みます。
「この人について行けば面白いことになりそうだ」――
こうして真島は彼から海賊たちの船(後に「ゴロー丸」と命名)を得ることになります。
航海士は誰だ? ジェイソンの決意
ただし、元の船員は逃げ出してしまったため、航海士が不在に。
白羽の矢が立ったのは、かつて世界を股にかけて冒険していたジェイソンでした。
最初は「もう歳だし、娘と店を守らねば」と固辞しますが、ここでジェイソンの過去が語られます。
エスペランサの財宝 ― ジェイソンとマサルの過去
かつてジェイソンとマサルは、伝説の秘宝「エスペランサの財宝」を追うトレジャーハンターのコンビでした。
◆ エスペランサの財宝とは?
- 1816年、スペインのガレオン船「エスペランサ号」がハワイ近海で沈没
- 積荷にはインカの黄金・銀貨、美術品などが満載
- 現在価値で10億ドルとも言われる莫大な財宝
◆ 不老不死の薬の伝説
- 財宝の中には、飲めば不老不死になれるという秘薬が含まれていたという言い伝えがある
- ジェイソンはこれを、病弱な息子ノアのために探していた
◆ 裏切りと冒険の終焉
- 船を失うきっかけは、かつての仲間モーティマーの裏切り
- それにより財宝探しは断念
- 静かな島でノアのための生活を選び、トレジャーハンターから足を洗う
再び海へ ― ジェイソンとノア、旅立ちの決意
ジェイソンは、真島とマサルの熱意、そして何より息子ノアの「外の世界を見たい」という願いに心を動かされます。
ついに彼は航海士としての再起を決意し、モアナに店を託して、ノアと共に船へ乗ることを決めます。
こうしてメンバーが揃い、「ゴロー丸」はリッチ島を出発。
次なる目的地――ネレ島へと、真島の新たな冒険が始まります。

引用
https://ryu-ga-gotoku.com/pirate/